九紫火星ってこんなひと
じゃ、9番目の九紫火星も見てみよう。
もんどり打つのもんどりってなんでしょうか。今回は九紫火星です。
九紫火星は地上から燃え上がる炎です。目にチカラがあるタイプ。ヒトへの影響力が甚大で、一度関わったら、忘れられない印象を残します。場を温めて先に進めていくエネルギーがあり、「この人がいないと始まらない」と言われるタイプです。誰もやったことがないようなことを平気で静かにおっぱじめ、だんだんと周りを巻き込んでいきます。新ジャンルの発想やニッチなスキマ産業など、他人の気が付かないところに目を付けて先駆けてアクションを起こし、流布していくのが特徴です。
一途な思いが岩も砕くほどの勢いを持っており、やろうと思ったことは死んでもやろうとします。でも、九紫火星のやろうとすることは既存のものではありません。誰もやったことがないことなんで、最初はまずウマくいかないことが多いです。時代が速すぎるんです。世間に認知されるまでの苦労はありますが、九紫火星にははっきりとビジョンが見えていますんで、目的を達成するまでは諦めません。一度世に出るとあっという間に燃え広がります。
種火が付いたらあっという間ー。
九紫火星は、美しいモノが好き
私美しい。美しさは罪。
ヒトに対してもある種の厳しさを感じさせます。言葉の選択がシャープで話が面白く、人当たりはいいんですが、ヒトを殺さない程度の微毒を盛っており、それが媚薬みたいにヒトを惹きつけます。
自虐的なところがあり、無条件に自分を丸ごと愛すことができません。ストイックすぎてどんなに努力してもどんなに登り詰めても自分に満足した試しがありません。周りから見れば他人の欲しいモノは全部備えたスーパーマンに見えても、自分ではジブンナンカといつも思っています。明るい炎のようでいて燃えるその足元には陰りをいつも携えています。
感性のヒトなんで、いつも刺激を受けられるようなナニかを探しています。美意識がハンパないです。アヒルはこの九紫火星さん、四柱推命で言うところの偏印的な要素を持っていると思います。才能・非凡・都会っ子・干渉嫌い・気性は激しく、けんかっ早い面もあります。流行りモノでも自分がナイなと思った服は絶対に着ないし、湿気くさいおばあちゃんのおさがりでも自分がカッコいいと思えばもちろん平気で着て歩きます。自分の感性が全部の尺度になっています。
流行りって回るよね。
九紫火星は、意味なく激しい
抗いがたい魅力って。
きっかけとなるような燃料さえあればどのようにも燃え広がります。炎は縦にも火柱を上げられるし、横にも燃え広がって人びとを巻き込み、ムーブメントを起こしますが、そのきっかけとは自分のインスピレーションです。あ、コレいいかも。と思ったらもうすぐにやります。そんな時は先の苦労とかは考えずにとりあえず着手し、動きながら最善の手を考えていきます。
ぶわっと一気に燃え上がり、燃え広がりますが、鎮火するのも自分の気持ち次第で割と早め。熱しやすく冷めやすいというよりかは、体内時計がヒトよりもいくらか進んでおり、ヒトがやっとついてきたと思う頃にはもう自分的には面白くはないです。本人の中でブームが終わっています。
盛んに燃えているね。
九紫火星は燃料投下役
みんなアタシについてきて。
ヒトに真似されるのは好きではありませんが、よく真似されて困っています。座ってるだけでも独特なオーラを放っているので、いつ何時も人目を引いています。話しかけにくい雰囲気を持っているため他人が一歩引いてしまうところもありますが、本人的には非常に気さくで自分から誰にでも話しかけます。
物おじするという事がなく、人前でも平気で話せます。人前に立つのが好きなので、スピーチも得意です。ゲームで先攻と後攻ならまず先攻を選びます。前に前に押し出すエネルギーが強いです。飛び道具的な要素があり、先陣を切ってみんなのやる気を引き出し、周りを動かしていきます。
お祭り大好き?
九紫火星は、魅力のデパート
自己中も魅力のうちでしょー。
ヒトをその気にさせるのが大得意。口がウマいので、つい乗せられてしまします。九紫火星には、ついていったらいいことがあるんじゃないかと思わせるものがあります。ついていきたくなるような独特の雰囲気があります。九紫火星が身に付けているものは実際の2倍ほど魅力が増すので、自分がモデルになってモノを紹介したり、売るのもいいと思います。
九紫火星と対峙すると、黙っていてもヒトを納得させられるようなナニか、言葉と言葉のスキマ、文脈に意味を持たせるような、合間に深い意味があるようなカリスマ的な強い印象を持たされますが、その実、口を開いても言葉にチカラと納得感があります。
ただ、ちょっと。
その言葉は飾りがなく率直で、嘘はつけないので時折りヒトを傷付けます。本人的には見たモノ感じたモノををそのまま描写して伝えているに過ぎませんが、いかんせんシャープすぎます。そんな九紫火星の言葉を受け取った相手はそのヒトなりの解釈をするので、まれに齟齬が生じ、非常に嫌われることがあります。
ゴージャスなのに飾り気がないのわかる?
九紫火星は、ジェットコースター
アップダウンの差よ。
落ち込んだ時の九紫火星は見ていられず、大丈夫かな死ぬんじゃないかな、と言うほどにぐったりします。もともと感情の起伏も激しくて周りをぶんぶん振り回しがちです。泣いたり笑ったりと忙しく、そんな自分に疲れます。時々コントロール不可能な自分がいるでしょう。ただ、パワーがもともと備わってるんで、あと80年はそんな自分を自分で可愛がりつつ、頑張って生きてクダサイ。
九紫火星は、気に入るとそればっかり
たまにいるやべぇやつ。
変人と呼ばれる時が人生に何度かあります。自分でもうすうす気づいているでしょう。ちょっと自分、ズレてるかも。ひとつのモノが気に入ると、それしか目に入りません。同じ型のシャツの色違いを何枚も持っています。気に入るとすぐに同じものを買い足しがちです。もちろん、好きな店が決まるとその店にしか行きません。そしてその店の同じメニューしか食べない主義です。カレーが好きだと、1日3回カレーでも平気です。なんなら一週間カレーしか食べない時もあり得ます。インド人だって毎日は食わないですって。
朝は毎日納豆なら納豆です。他のモノを食べると負けた気がします。
はっきりいってそうゆうとこめんどくさいです。めんどくさいタイプです。そんなめんどくさく扱いにくい自分ににんまりしてます。変人です。変質的偏愛主義者です。そんな気質がどっかに隠れててたまーにこんにちはしてますが、くれぐれも公言はしないように。
変質的もなんならきらいじゃない。
九紫火星は、職場も舞台
もう芸能人かって。
キャラにヒトが付いてきます。キャラクターを立てて前面に出して生きて行ってクダサイ。自分の価値と一緒にまわりの価値も押して上げていける気概があります。みんな仲良くやりましょうといって全体に気を下り動かしていくようなタイプではありません。九紫火星のカリスマ性に勝手にみんなが追随する形で前に進んでいきます。
なんで、仕事においてもどうしてもトップダウン型の俺ありきの組織になってしまいます。自分がいなくても組織が回る体制を構築し、他のヒトを頼るという姿勢が見せられれば今までとは違った基盤が築けるでしょう。
特殊技能を持っている九紫火星も多く、それゆえに脆さや儚さもあります。九紫火星にもともとあるインスピレーションと現実離れした変態的ともいえる努力によってなしえます。宇多田ヒカルとかイチロー、スティーブ・ジョブズは九紫火星です。1つのジャンルを自分から始めだす感じ。
ビルゲイツもだってー。
九紫火星の恋愛
常に切れない。いつも恋愛中。
恋愛をするために生まれてきたと言っても過言ではありません。また、理想のヒトというのはなく、その時に好きになったヒトが理想のヒトです。なんでストライクゾーンが広くていつもチャンスが転がっており、自分から反故にするようなことはありません。
割とどんなヒトとでも合わせられるし、自分色に染めます。離れがたい魅力があり、メンヘラ系に好かれやすい。つなぎとめておかないとどっかに行ってしまいそうな雰囲気があるので、相手に不安や依存心を植え付け、メンヘラを製造していると言ってもいいかもしれませんので、気を付けてクダサイ。
一度会ったら忘れない強烈な個性があり、ハマるヒトにはものすごくハマりますが、なんでだろう、本当に自分が狙っているヒトとは付き合えていないかもしれません。アナタの個性と自我が強すぎるんで、気配を97%ほど消し、電池残量3%くらいのオーラで相手に近寄ってみてクダサイ。静かで清廉潔白な白湯のような感じを出していってみると、イイ感じに九紫火星の個性が中和されます。
アヒルは全開で来てほしいけど。
九紫火星の取り扱いかた
九紫火星の周りにいるヒトへ
前髪を目が隠れるくらい伸ばしてる男(前見えてない)、あれシャイな九紫火星です。
九紫火星はカッコいいでしょう。パッと見近寄りがたいかも。とにかくカッコいいのですが、大丈夫。彼らとて同じ人間です。ゲップもします。気軽に話しかけてみてクダサイ。己が信念に基づいて時々変態チックなまでのこだわりを見せますが、こちらに危害は加えてきませんので安心してクダサイ。こだわりを褒めると非常に喜びます。
割と自分が世界の中心になりがちで、いつもオンステージのエンターティナー。ヒトの話は半分しか聞いていませんが、あの人のいう事なら聞ける、という人が2人ほどいます。九紫火星にモノを言う時はそのプライドの高さを考慮して、なるべく周囲にヒトがいない場所で短時間のみいいましょう。ただ、言う時はオブラートにくるまずにはっきり言わないと伝わらないかもしれません。
情熱のカタマリのような九紫火星なんで、ウマくきっかけや燃える材料を与えつつ、褒め言葉としてのガソリンを適宜投与してあげると、高く燃え上がってまわりを温めますし、煌々と照らし出します。この時の九紫火星は最強なんで、燻ぶっているようならぜひとも燃料を投下してあげましょう。昇竜のごとくどこまでも昇っていきます。