六白金星ってこんなひと
じゃ、六白金星もいってみよう。
息を吸うと、肋骨が痛いです。さて、六白金星について少し話したいと思います。
アヒルの感触としては、六白金星は四柱推命で言うところの正官と似た気質があります。キーワードは正義感・モラル重視・完璧主義・勤勉・保守的・堅実。間違えない。道を外れない。学級代表。自分に厳しく無駄がない。ヒトにも厳しく諭そうとする。精神的な体脂肪率が低い。また、六白金星ですので白い金。プラチナ。金属の性質が元になりある種の冷たさとキンキン響くヒステリックさがあります。孤高。
私、失敗しないので。とかつかつヒールで歩いてるイメージです。プライドが高いというより、気位が高いと言った方がぴったり。際立ってデキますが、デキるアピールがうざいです。そして出来ないヒトを相手にしません。スイッチが入ると理詰めで相手をやっつけようとします。歯向かうものを消しに来ます。理屈っぽいです。
しょっぱなから怖いんですけど。
六白金星のせまき領域
寂しがり屋のひとり好きだって
ひとつを淡々と突き詰めて精度を上げ、他人が入り込めない領域を築きます。六白金星の有名人⇒小室哲哉(音楽)、大谷翔平・羽生結弦(スポーツ)、ブルースリー(武道)、マイケルジャクソン(ダンス)。どうですか、ラインナップがスゴイ。ッポウ。常人が絶対真似できない特定分野の成功者でもあり&ある種のガラスのように壊れそうな繊細さを秘めている感じ。
集中力が異常に長続きし、その間は他を寄せ付けません。ひとたび集中するとキンキンに冷えたオーラが出まくるため、そうなったら誰も話しかけられません。
冷蔵庫開けっぱなしのような冷気。ずっと独り言をぶつぶつ言いながらひたすらやるべきことと向き合い、終わるまでトイレにもいきません。膀胱炎になるのでトイレは行ってクダサイ。ただ完成度は120%。完璧に仕上がったものしか認めません。神経を張りつめた中でひとつもミスしないのが六白金星。
たとえがおかしいかもしれませんが、六白金星の持つ感性は針穴。他のヒトの神経が仮にしつけ糸だとすると、通るわけがないんですね。ストライクゾーンの狭さが武器にもなります。
すご。うっかり近寄れないね。
六白金星はピアノ線
おかしなこと言い出したよ。
アヒルの考察では、六白金星はピアノ線。ピアノ線って、種類があるんですねー。アヒルが申しておりますものは、あの、硬鋼線であり高級高張力鋼線の、いわゆる工事用のモノではなく、ミュージックワイヤーとしてのピアノ線ですー。ピアノの中身。ピアノの弦。自分だけの究極的なやり方を編み出す。オリジナルの曲、自分だけの音色にこだわります。
ピーンと張りつめている時こそいい音が鳴り、その張りつめた音で曲を奏で、性別・国を問わず世界中のヒトを魅了します。ヒトを感動させるモノを生み出します。ゆるんだ弦からはいい音は生まれない。緊張感を味方につけ、私なんて全然できませんからと言いながら超人的な結果を出していきます。オーバーワークLOVE!
ストレスに強く、緊張に耐えうる。
六白金星は、すぐにイラっとする
短気は損気。
六白金星はリーダー気質でヒトの上に立ちやすく、教育的・指導的な立場になりやすいです。通常運転では非常に物分かりのいい誰もが頼れる、憧れる、仕事を任せて安心なヒト。
でも、デキない人間を前にすると苛つきます。ヒトにモノを教える時、相手が一回で理解しないとすぐに苛つきます。自らアタマの回転が速いので、理解が遅い人間の神経回路を理解しません。同じレベルまで目線を下げることはせず、強い口調で叱責します。
世の中には視覚で理解するタイプと逆に聴覚から理解する方がわかりやすいタイプ、地形を図やイラストで理解しやすいタイプと、文字で記した方がわかりやすいタイプなどいろんなタイプの方々がおりますので、そのヒトにあったやり方まで自分の目線を下げてあげる必要があります。話している時、相手は同じ景色を見てはいないことを知りましょう。あさっての方向を向いているかも。
六白金星は、仕事のオニ
そんな感じするわ。
六白金星は仕事一筋。なんだかんだ仕事が好きで、役割を与えられるのが好き。ルーティン好き。そんな仕事人間だから、休みの日はむしろだるくて何もする気が起きないのかもしれません。ですが広い世の中、そもそもみんながみんなそこまで仕事に命を燃やしていません。ワークライフバランスの時代。もらった給与分の働きはする。でもそこまでの給料もらってないし。と考えるヒトもいるでしょうから、言ったとおりにしない。そこに六白金星との温度差があります。六白的な許せなさがあります。
完璧主義の自分と同じだけの厳しさと努力を相手に求めるのは酷です。というか怖すぎて離れていきます。良きリーダーになりたいなら、失敗されるのを見越したうえで相手に任せ、あえて失敗させてみるのも必要です。目くじら立てない。そして仕事だけになりすぎない。仕事以外の趣味を持つ!何でもいいです。
でも、じぶんから仕事取ったらなにも残りません。
寝る前には仕事を忘れて、まったく別な世界を見た方がいいです。仕事だけになると、正義感に熱く押しつけがましく一点集中で世界が狭く頭が固いんで、年を取ってから老害になります。1日1回でも、アタマを、空っぽにしましょう。六白金星が笑っていれば世の中は平和です。この世にはびこる一切の争いごとも起きないことでしょう。
組織の中の六白金星
仕事は任せておけば間違いないでしょうね。
職場では上下関係を重視し組織になじみやすく、表面的には上には一切逆らわない。反面、自分に歯向かうものは切り捨てます。自分中心の派閥を作りがちです。お気に入りはとことん可愛がり、要らないっていうのに、モノをくれ懐柔しようとします。そして自分に意見するものはあからさまに無視します。えこひいきします。あらやだ。自覚してないんですか?私は優しい?私は好かれてる?陰で様付けで呼ばれてるの、知らないんデスカ?
逆らわないようでいてもプライドが高いのでいつまでもヒトの下にいることを良しとせず、いずれは自分がトップに立つことを考え、そのための情報収集と準備を怠りません。下剋上を企みます。組織の中で着々と人脈を集め、功績を高めて足場を固め、褒章を得ます。チームで奨励賞を得ます。まもなく昇進します。一歩ごとに着実に上に昇っていきます。言っていることに説得力、圧倒的な正しさがあり、だれも否定しません。我が世の春です。雅です。誉です。
圧倒的。
そんななんで六白金星は転職を良しとせず、ひとところに長くいることとが理想ではありますが、人間関係に不満を持つと、あっさり辞めちゃったりします。プライドが傷つくともうダメです。指導する側の自分が指導されるのは面白くはありません。頭ごなしに言われようモノならぷっつんとピアノ線は切れます。切れたら結びなおせるものでもなく、同じ場所では元の音色はもう出せない。環境を変えるしかないです。意志強固なんで、自分で決めたらどうにもなりません。
六白金星さまーー。
六白金星の恋愛運
おそるおそる聞いてみよー。
一人を楽しめるので、そこまで真剣に探していません。仕事が恋人になりがちです。変人じゃない、恋人です。寂しがり屋のひとり好きといった感じです。いつも一緒にいなくてもいい笑。タイミングが合う時でいい。ケジメは付けたいタイプです。シュッとした印象があり、佇まいにクールさがにじみます。身に付けるものにも気を遣うのでモテないわけではないのですが、積極的に募集を掛けません。
上昇志向が強いので、お互いにレベルアップできるような相手がイイです。寄りかかられるのは重いですし、お互いを補完して励まし合っていけるような関係であれば、長続きします。六白金星の特性で、相手にも完璧を求めてはダメです。
本当にコレは伝わりにくいのですが、六白金星は実は相手を大事にしています。面倒見もいいし、きめ細かくサポートします。故郷を離れても、親の面倒をよくみていたりします。まめに電話を掛けたりもしています。ただ!ただ単純に!意識しなくても言葉にとげと冷たさがあるので口に出す前に言葉のやすりがけが必要です。先端を丸めてください。もうなんなら言いたいことは全体の3%くらいにそぎ落として伝え、ありがとうの言葉をたとえそこまで思ってなくても常日頃から口に出してクダサイ。呪文のように唱えてもイイデス。
六白金星の取り扱いかた
六白金星の周りにいるヒトへ
神々しいこと山のごとし
六白金星は貴族です。
六白金星の言葉は金属の響きで圧が強いのですが、生まれた時からそうなので本人は気づきません。
こんな風に少し扱いに骨が折れる六白金星ではあります。言葉と中身が必ずしも一致せず、強がることも多くたいていが意地っ張りなため、同じような年齢の同世代の集まりでは孤立することもあります。思いっきり年下か年上だとちょうどいいかもしれません。もしくは性格が真逆のタイプ。とにかく六白金星同士の現場は少々殺伐としがちです。ほんとはいいひとなのに。
諸刃の剣。難しいタイプですが乗せるとどこまでも責任を背負ってやってしまいます。完璧に仕事しますので、ぜひ、ほめたたえつつ仕事と役割を与えてクダサイ。イヤだイヤだと言いつつ嬉々としてやるはずです。それも得意分野を任せると水を得た魚のようにびっちゃびっちゃと泳ぎだす。アタマが至極いいので、難しいことは六白金星に全部任せてしまった方が安全です。彼らは間違いない。
六白金星がそこまでしてくれるのは気持ちがあるからだし、元来は優しくて、ヒトの気付かない細部に気づくからです。先回りしてやっておいてくれてます。そのために六白金星は、ただでさえ細い神経をすり減らしてやってますんで、任せっぱなしもいいですけど、いつも感謝の気持ちを忘れないでクダサイ。